東洋のイタリア語~魅惑のテルグ~
Namaskaaram!
Naa peru Ryo.
武本です。
突然ですが、以前にも記事に書いた通り自分は日本でヒンディー語を学んでおります。
去年一年間はインドの魔境とも呼ばれるバラナシで勉強したおかげで、ヒンディー語もトラトラできるようになりました。
今回の出発前には友人にも、
「いやーやっぱインドはヒンディーできるといろいろ便利やで。値切り交渉するとき安くできたりとか、現地の人との距離が縮まったりとかな、ヒンディーやっててよかったわい!」
と調子に乗ってきたんですが・・・
やはりインドは甘くはありませんでした。
なぜならば、そう。
ハイデラバードの公用語は言わずも知れた、
テルグ語
だったからです!!
ハイデラバードに到着してまもない頃のこと。
ホテルのルームキーパーが突然部屋にやってて、
ルームキーパー「Hello Sir! ○▼※△☆▲※◎★●・・!!」
自分「・・・?! テルグはできへん・・・!」
(得意のヒンディーで切り返す。)
ルームキーパー「No no, ※◎★●、○▼※△・・・☆▲※・・・!」
・・・彼は悲しげに去っていきました。
彼は一体何を言いたかったのでしょうか、真相は今も謎のままです。
と、まあこんな感じでテルグ語の洗礼を浴びたのでした・・・。
テルグ語は今現在自分がインターンシップをしているハイデラバードが属する、テランガーナ州、そしてアーンドラ・プラデーシュ州の公用語です。
(この二つの州は2014年までは一つの州として存在していましたが、現在はアーンドラプラデーシュ州からテランガーナ州が独立し、別々の州になっています。)
いつもお世話になっているWikipediaを参照すると、
テルグ語は19世紀のイギリス人が「東洋のイタリア語」とよんだほど
メロディカルな言葉です。
たしかに、自分も全く意味が分からないままに聞いていますが、ヒンディー語と違ってなんというか、歌うようにみんなしゃべっています。しかも驚くべきことに、テルグ語には母音が20以上あるようです・・・!
そして、テルグ語はドラヴィダ語族なので、ヒンディー語が分かったところでほとんどテルグを理解する手助けにはならないんです、辛いですね。
オフィスでも社員のみなさんテルグ語を話す方が多く、
ついに買ってしまいました。
「Learn Telugu through English In One Month」
どうやらこの本では一カ月でテルグ語が学べるようです。
無造作に1ページ開くと・・・
そこには文字・文字・文字が。
・・・そっと本を閉じました。
補足ですが、なんと、テルグ語はインドでも4番目に話者人口が多い言語らしいです。
1.ヒンディー語(基本的にインド全土)
2.ベンガル語(ベンガル地方の言語で、西ベンガル州コルカタに代表されます)
3.マラーティー語(マハーラーシュトラ州なので、西インドのムンバイですね)
ときて
4.テルグ語(アーンドラプラデーシュ州・テランガーナ州など)
です。
テルグ語への道は長し、ですね。
千里の道も一歩からというので、今日から少しずつこの本で勉強していきます。
ハイデラバードは今日も快晴です!
日本では雪が降っているところもあるようですね、みなさんお体にはお気をつけてお過ごしください。
以上、日本の寒さに適応できるか今から心配になっている、武本でした~。