イチゴの運命をたどれ~インドの物流事情を考える~
武本です。
ハイデラバードで過ごす時間も残り短くなってきました。
先が長いときはあまり何も感じなかったですが、いざ去るとなるとやはり寂しいものです。
自分もつい最近知ったのですが、2015年のとある調査によればハイデラバードは世界の住みやすい街138位、驚くことにインドで最高位のようなんです・・・!
バンガロールが数年前まではインド一位をキープしていたらしいのですが、ここへきてまさかのハイデラバードが大躍進。日系企業の進出数も増えてきているとの情報も。
意外と、意外とすごいんです、ハイデラバード。
ただ、この住みやすい街ランキングで考慮されてるのは
Hi-tech cityを初めとするIT産業で潤っている新市街の快適さでしょう。
Google 、Microsoft、Amazonを始め、ガラス張りの巨大な建物が並び、近くには何でもそろう高級モール・・・。
自分は今住んでるホテルの真裏がモスクなので、朝5時半に流れるアザーンで今日も目を覚ましました。いやだがしかし、これもまたハイデラバード。
住みやすいかどうかは分かりませんが、イスラムの風情ただようローカル感もこれはこれでありなのかもしれません。
さて、本題とはだいぶそれてしまいましたが、今日は写真の通りインドのイチゴについての記事を書こうと思ってます。
インドでこんな美味しそうなイチゴを見たことなかったので、ついついスーパーで買ってしまいました。
値段は80ルピー=120円くらいで、思ったよりも甘くて美味しかったです。
包装されていた紙はとってしまったんですが、ここには
「Farmer's Direct Product」
的な文言が。うろ覚えですいません。日本でいう産地直送ってやつですね。
インドの農業人口が多いっていう話を前のビレッジライフの記事でもしたんですが、
それと同時に農業従事者の暮らしは、天候やその他の条件にあまりに左右されやすく、あまりにもリスクが多いということもご紹介したかと思います。
日本だと、JA(日本農業組合)がすごい力を持っていて、日本の経済成長時代にJAの政府への働きかけがあったから、工業と農業の格差がそこまで広がらなかったという見解がありますが、実はこのインドにも農業組合を始め、組合はたくさんあるんです。
ただ、歴史的に見ると、そもそもの成り立ちに違いがあるようで、
JAの前身となる組織はもともと政府の管轄組織として作られたのに対して、
インドでは政府が直接的には組合の立ち上げなどに関わっていないようです。
脱線してしまいました。
何が気づき、というか疑問かというとですね、
「このイチゴたちは一体どこからどうやってきたのか」
という単純な疑問です。
日本のようにJAもあり、インフラも整った国であれば、想像はできるんですが、
イチゴのように鮮度が落ちやすいフルーツを一体誰が、そしてどうやって綺麗な状態で運んできたのか・・・。
オートリキシャとかで乗っけてきたら絶対もっと無残な姿になってると思うんです。
次回、次々回かはわかりませんが、この疑問をスーパーでのインタビューをかねて解決したいと思います!
以上、武本でした。