Barefoot College訪問 ラジオ放送の可能性

中村です。

 

実は、デリーの相棒がちょっと前に日本に帰国したわけですが、

改めて、僕のインド生活における彼の存在感を感じさせられて、

しみじみしているところです。

 

彼とは、

体のサイズも

服のセンスも

食生活も

好きな女の子のタイプも

 

違うのだけれども、色々とインターンの苦楽を語り合いましたね。

 

昨日、彼がインターンしていた会社の寿司屋さんに行ったのですが、

彼が提案したという皿を使う案が採択されたのか、

寿司ロールを皿にのせて出しているのを見たら、

なんだか心がほんわりしましたね。

 

別にプラスチックの容器のまま出してインドの人が気にしないかもしれないし、

店の設備を考えると皿で出すことは非効率なのかもしれないけど、

でも、皿で出されると、やっぱり日本人としてしっくりきましたね。

 

この先、日本を訪れるインド人が増えて、

日本の寿司に触れたことがある人も増えてくると、

こうした細かな日本らしさみたいなところはきっと活きるのかなと。

 

自分の想いが他人に伝わることが目に見えると嬉しいけど、

こうして間接的に伝わることもあるんだなぁ〜と改めて実感。

(僕の想いが間接的にどこかに伝わっていることなんてあるんかなぁ。)

 

 

彼とは、また日本で会えるので、そろそろ本題。

 

今日もまたBarefoot Collegeについて書きますよ。

 

今回紹介するのは、「ラジオ」 

先に写真を見せますね。

 

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この方が、Tiloniaのラジオパーソナリティ。(Tilonia出身)

 

ニュース、音楽、童話などなどをラジオを通して、

25km先まで届けるんだって。

 

正直な話、僕の生活とラジオはあんまり関係性が強くなくて、

ラジオと聞いても別にワクワクしないけれど、

インドの村の場合は案外そうではないのかもしれない。

 

僕なりに考えた理由は以下の通り。

①農村に住む人でも携帯を持っていると言われているけど、スマートフォンタイプじゃなくて、電話とメッセージなどシンプルな機能だけ利用可能な小さな携帯電話を持っている人も結構いる。だから、ラジオの価値は結構ある?

 

②インド人はやたらと音楽が好き。一括りにいうのは良くないかもしれないけど、今滞在しているところの子供もすきあるたびに、「ダンスミュージック??」って、音楽をかけろかけろ言ってくる。だから、ラジオの価値は結構ある?

 

③周りに娯楽施設がない。Tiloniaに行けばわかるけど、目に入る建物は、住居、寺院、学校、小さな店のどれか。ショッピングモールなんてものはない。牛も犬も馬も水牛も鶏もヤギも羊も仙人(笑)もいる環境は、田舎出身の僕でさえ流石にもちょっぴりびっくりだけど、インド人の彼にとって、そんな環境にはエンターテイメント要素のかけらもない。だから、ラジオも価値は結構ある?

 

実際、村民がどれだけラジオを聞いているか分からないのだけど、

もし結構な人が聞いているのだとしたら、これまた面白い話になる。

ラジオという忘れかけていたチャネルを認識することになったのだからね。

 

ちなみにこのラジオ部屋。よく見るとわかるけど・・・。

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壁一面に卵の箱がびっしり。

これらは防音と防寒ためなんだって。

全部作っちゃんだもん。すごいよ。

 

まだまだ、裸足の学校レポートは続きますよー。

 

中村