SHOTENGAI in INDIAに対する都会人(デリー住)の考え

今頃になって発見が多い中村です。

 

今回は近所にチベット料理のレストランを発見しました。

いや~、「麺×スープ」これが欲しかったんですよ。

インドにいる人は絶対にチベット料理も食べたほうがいいですよ。マジで。

 

あとですね、チベット人との心理的な距離感ってインド人とのそれより心なしか近いですよ。やはり外見が似ているからなのでしょうかね。いつも配達に来てくれるお兄さんには感謝ですわ。

 

ただ、うちの「チョタひろ」は外見なんて気にしないので、配達に来た兄さんにもめっちゃ話しかけます。笑

 

そんな彼もすくすく成長してます。いや〜、生き知恵をつけてますわ。

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さてさて、前回は、武本がいい記事を書いてくれましたね~。

 

ああいう、ローカルならではの記事を書く価値があるのはわかってるんですけど、意外と難しいんですよね。

外に出て色々と見て、聞いて、感じて、考えてをしないといけないので。

ましては、ヒンディー語で寝言をいうくらいインド人化してる彼なんて、インドの非日常が彼の日常なので、気付くこと自体も大変なのに。

(日本でブログ書くほうが相当楽だと思いますよ、彼。)

 

 

そろそろ本題に入りますが、今回はですね、彼の記事に対して僕なりの見解を書こうかなと思います。

 

彼がこの記事で書いているように、確かにインドを歩いていると、

同じものを扱っている店が、隣接してることはよくある。

 

さてそれはなぜなのか。

彼の推測は2つ。

 

①製造拠点もしくは卸売店の比較的近くに販売店が集まっているのではないか。 

 

確かにこれはあるかもしれませんね。(扱っている商品によっては。おそらく重機系)

ただ、すべてのケースが①で説明できるかというとそうではないかなと。

現に、デリーには、同じようなマーケットが場所を変えて存在しているし、都市部に製造拠点があるとは考えにくい。(そもそもデリーのマーケットで売られているものの出どころって一体どこなんだろう。)

 

また、ハイデラバードだと遠すぎるけど、デリー近郊の都市だと、デリーに買い出しに来て、それを都市で売るっていうパターンが多いと思うので、①の推測は、このパターンを説明できない。

 

②地図を読むという習慣が比較的薄いインドでは、「どこどこの○○通り!」というようなわかりやすいランドマークがないと、集客ができなかった。

 

この可能性もありますね。

ただこの場合は、昔から受け継がれてきたものといいますか、まだ物もまだまだ少ない時代に、「この地域は家電製品」、「あの地域は衣服」なんてことが、住民の間に広まって、そういったビジネスを始めることになった人がそこに集中したということなのかなと。

今ほど1店舗が売れる物の種類や数が少なかった時代に、消費者がなるべく多い選択肢から商品を買いたいと、その地域に集中するのには筋が通ります。(現代ではそういったことはあまりないのかなと。特に、衣服や食べ物も場合。)

 

つまりは、過去にそういった歴史があって、その家業が受け継がれた結果、集中してしまったのではないかと

 

実際、現代のインド(とりわけ都市)では、別に大きいマーケットに行かずとも、ちょっとしたマーケットで用を済ませる人も多いと思うので、集客が問題になることはあまりないのかなと。

 

僕が観察したインドですと、インド人ってビジネスチャンスが転がっているところに飛び込むのかなとむしろ思っていて。例えば、パソコンや携帯を扱う店が密集しているマーケットには、カバーガラスや、パソコンのカバー、イヤホン、スピーカーのように、関連商品を売っている店も多いんです。

 

これも推測ですが、電子機器を売るマーケットが発展するの見て、誰か頭のきれる人が、「あそこのマーケットでガラスカバー売って一儲けしよう」と思いビジネスを始めて、儲かっているのを見た人が、まだライバルが少ないからとビジネスを始める。

それが結果として、同一ビジネスを扱う店舗の乱立を引き起こしたのかと。(ただ、これらは、割と移動可能なビジネスの場合ですよ。バイク売りのようにある程度スペースも必要で、移動も大変なものはここまで簡単にはいかないでしょう。)

 

移動が比較的簡単な例でもう一つあげますと、数ヶ月前から、自宅付近やたら、Momo(餃子みたいな食べ物)を売る人が増えたんですよ。インドに来た当初は、一つしかなかったはずなのに、今では、3つ4つ常時目にするようになって。しかも設置場所も、バス停の脇だったり、メトロの入り口の近くだったりと、人通りの多い場所なんですよ。

 

つまりは、

 

 人通り多い。 

  しかもMomoで成功してる店がある。

   よし、俺もMoMo売ろうとなっているのかなと。

 

なので、僕の推測はランドマークベースでの意思決定がなされているというよりかは、

集客ベースでインド人は動いているというものです。

 

これまで書いてきたことを整理して、僕の推測を書きますと、

 

①昔ながらそこに店があった。

まだまだものが少ない時代に、客が集まる場所にと進んだ店の集中化が、子供が家業を継いでいく流れで今も残っているのではないかということ。だから、ここでの店舗が集中した理由は武本の推測に同感。ただ、それが昔に起こったていうのが僕の推測。

 

②ビジネスチャンスがある場所に集まった結果、同士がたくさん来ちゃった。

成功したファーストペンギンに続こうと、1人、2人、3人と集まってきたのでは。

もともと、収入が低い人々は、少しでもお金を作れるとなると、もうライバルがある程度いる場合でも、ビジネスをはじめるのではないかと。(ビジネスを始めるハードルが低い。)

 

 

以上、僕なりの見解を書きました。

また思いついたら更新したいと思います。

実は、僕と武本は、いつもこんな感じで、ああだこうだ言ってます。

 

ではでは、皆さん。

おやすみなさい。

 

それとセンター試験を控える読者がいたら(いないだろうけど)、

ブログメンバー3人、インド人一同(10億人超)応援してますよ!

届けーーーーーーーーー!!

 

中村