SHOTENGAI in INDIA~よし、今日はここでパーンを買おう~
こんにちは!
ハイデラバードのビリヤニにも少し飽きてきました、武本です。
しかし、何事も飽きてからが勝負どころといいます。昨日の中村の記事にもあったように、継続は力なり、そして何よりどうやって継続していくかが大事、ということですね。
さて、残りおよそ一か月半で何皿のビリヤニを食べることができるのでしょうか。
乞うご期待、です。
今日は前々回の記事の続きということで、
SHOTENGAI in INDIA!
について記事を書いていきたいと思います。
通勤路のスポーツ通りの朝の光景。
そう、オートリキシャは何でも運べてしまうのです。
この氷の一つは、スポーツ用品店に運ばれて行きましたが、一体何に使われるのでしょうか・・・。
気を取り直しまして、前回の記事では
「インドにはなぜ同じ品物を扱う店が集まる場所が多いのか?」
という疑問について少し考えました。
顧客側のメリットは
・値切り交渉がしやすくなる
・商品の選択肢が増える
といったものがありあすが、
店側のメリットは
・集客力が上がる(?)
くらいしか考えつきませんでした・・・。
(ご意見あればコメントを頂けるとありがたいです。)
なぜ、同ジャンルの商品を扱う店が一つの地域に集まる傾向があるのか。
いろいろな見方ができるとは思うのですが、今回は物流・交通の面から考えてみます。
証拠となる事実はなにもないので、あくまで推測として、
①製造拠点もしくは卸売店の比較的近くに販売店が集まっているのではないか。こうすれば仕入れのために長距離を移動する必要もありません。
②地図を読むという習慣が比較的薄いインドでは、「どこどこの○○通り!」というようなわかりやすいランドマークがないと、集客ができなかった。ある程度人通りのある場所でも、その商品(たとえばスポーツ用品)が必要な人を呼び込むのは難しいのかもしれません。
と、いろいろ書いてみましたが、真相はいかに・・・。
この間もホテルの近くに、見たところ1000台以上のバイクが並んでいるバイク通りを見つけました。しかも、店のたたずまいはほぼ同じ。
1つの店が20台のバイクを販売していると考えると、ほぼ同じたたずまいのバイク屋が50店舗、この通りにある、ということになります。
良くも悪くも、インドでは何をするにも「人」と接しなければなりません。
水を一本買うのにも、いつもより10ルピー多く取ろうとしてくる兄ちゃんがいたり、
携帯の利用料のチャージで、ヒンディー語も英語もわからないおじさんと格闘したり。
いろいろなことがありますが、その中で「人とのつながり」が生まれます。
もちろん強いものではないかもしれませんが、たしかにそうした「つながり」は存在していて、外国人の自分にでもそれは感じることができます。
「あ、今日はあのバイヤーの店暇そうだから、あっちでパーン買っていくか。」
日本でコンビニで買い物をするときには、まさかそんなことは考えません。
もしかすると今回の○○通りの話でも、そうした意思決定の仕方が影響しているのかもしれません。
商品の安さやサービスの質ももちろん大事で、都市部ではそうした考え方も広まってきているのですが、自分はこの何気ない人と人とのつながりや、やり取りがインドの好きなところだったりします。
インドのSHOTENGAIについてはもう少し書きたいことがあったのですが、これはまた次の機会に!インドの都市部の路上商人のお話と合わせて、記事にしたいと思います。
以上、武本でした!