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バラナシからのメッセージはまだ届かない

中村です。

 

すみません、バラナシの余韻に浸かっていたら、

ブログのことすっかり忘れておりました。今日書きますね。(バラナシ恐ろしや)

 

三浦が前回の投稿で「ウーバー」を勧めていますが、

正式には「ウーバル」ですからね。「ウーバル」

インディアで「ウーバー」なんて言ったら、笑われますからね(嘘)

 

せっかく「ウーバル」の話をしたので、ちょっとしたエピソードを。

それは、バラナシから帰って来た空港から自宅までの「ウーバル」でのこと。

運転手はですね、22歳と若い兄ちゃんだったんですけど、よく話す人で。

彼の英語と僕のヒンディー語を駆使して会話したんです。

 

しょうもない話から、興味深い話まで、色々と話したのですが。

今回初めて、運転手専用の「ウーバル」アプリをみせてもらったんです。

そのアプリでは、売り上げが帯グラフで表示されるんですよ。

だから彼の売り上げが一目瞭然なんです。

 

そしたら、前日とその前の日の売り上げが0なんですよ。

彼が働かなかったのか、お客さんが来なかったのか分からないけど、

月の収入が大体20,000(およそ32,000円)ルピーって言ってましたね。

それでガソリンとか他のメンテナスを払っているから、

「収入少ないわ〜」なんて嘆いてました。

「それなのに、お酒はメヘンガー(高価)なんだよなぁ」なんてこぼしながら。

 

「ウーバル」の運転手も大変みたいですね。

 

そんな彼のお父さんは先生なんだって。

親が先生ならてっきり子供には、大学まで行かせるのが普通なのかななんて思ってしまっていたので、ちょっとびっくりしましたね。

色々と聞きたいことがあったけど、やっぱり言語的に限界でした。

 

ハウスキーパーに鍛えられた数少ないヒンディー語でインド人との距離を縮めることはできるのですが、やっぱり深い話をするにはヒンディー語が必要ですね。

今更だけど、頑張りますわ。ヒンディー語。

 

さてさて、今日はやっぱりバラナシの話をしますね。

 

インドに来た日本人がこぞって向かうバラナシ

そこで人生観を変えたという人も少なくない。

 

実際に、2年前くらいだったろうか。

ある講演会で講師の方がバラナシで人生観を変えたという話をされた。

でも、やっぱりインドは、僕にとって非常に遠い存在であって、

まさか自分が行くとは思っていなかった。

 

そんな僕、先週末、とうとうバラナシに足を運ぶことになった。

バラナシに着くまでは、ものすごく不思議な感覚で、

何か別世界を見に行く思いがした。

なんかこう、僕の核となる部分に大きな影響を与える何かに出会えるんだろうなという期待があって。

 

でも、実際足を運んでみると、そうではなかった。

色々と考えさせることはあったけど、

それが心にジーンと来るものではなかったというのが正直なところ。

 

別に何か特定のものを求めていたわけではないけど、

バラナシで得るだろうと思っていた感覚とは違うものを得たのは確か。

それがプラスとかマイナスとかいう話ではなくて。

ただ、僕が予想していたものとは異なるものであったということ。

 

でも一つ、大切な気付きとしてあったのは、過去の自分の心と今の自分の心を揺れ動かすものは、経験によって常に更新させれているという事実に出会えたこと。これに関しては似たような記事を以前書いたので紹介。 

 

jugaad-india.hatenablog.com

 

現に、かつてものすごく衝撃を覚えた物乞いする子供たちの姿にも慣れてしまったし、何よりガンジス川の辺りの火葬場で火葬されている人も見ても、想像よりも衝撃を受けなかった。火葬されている最中の死体をこの目で確認できたのにも関わらず、何故かそれをごく自然と受け入れていた。

 

それどころが、火葬されている女性の背景が気になって仕方なかった。

 

彼女はどういう人だったのか。

どういう人生を送ったのか。

子供はいたのか。

もし子供がいるなら、子供たちはどうしてるのだろう。

なぜ、家族はバラナシで火葬したのか。

そもそもなぜ死んでしまったのか。

・・・

 

『死』というひどく重いトピックに対して、

ものすごく冷静な僕がいることに僕自身が驚いた。

 

それらは、バラナシの持つ雰囲気が故なのか、

それとも単純に僕の想像の世界が、現実をあまりにも凌駕していたのか。

 

おそらくどちらもあるだろうけど、目で見た非日常的な光景が、すっと自分に入ってきて、そしてどこにも引っかかることなくすっと出て行くことに僕はひどく不思議な感覚を得た。ちょっと自分が怖くもなったかな。

 

だから、僕がバラナシに行ったことの感想を聞かれても、

なんかこう言葉にできない。不思議だったとしか言えない。

もう少し時間が経つと色々と繋がってくのかな。

 

そもそもバラナシがね、外国の影響を受けながら、

バラナシ独自の雰囲気も出すような不思議な場所だから、

言葉にできないことが当たり前なのかもしれない。

 

またバラナシには足を運びたいですね。

その時の僕は、また違ったバラナシを見れるような気がするので。

 

そんなバラナシでの経験でしたが、

人の出会いに恵まれる非常に濃いものでしたよ。

 

インドマスター武本と同じくヒンディー語を学ぶマイノリティの彼

インドを旅する日本人・外国人

ラッシー屋のインド人(ラッシーめちゃうまい)

ゲストハウスのシェフとその奥さんとその子供

武本のバラナシの恩師

レストランで紙幣廃止に関してめちゃくちゃ議論したインド人とアメリカ人

チャイ屋のバイヤーたち

・・・

 

それぞれが持つ「ものの見方」を交換しあうことが、

なんて新鮮で面白いことなのかを改めて認識しましたね。

いい充電になりました。

 

 

ってなことで、バラナシであった皆さん。

ありがとうございました。

またどこかでお会いしましょうね。

 

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中村