インドでお前は何を食ってんだ編
絶賛、インドにはまってしまいました症候群の
中村です。
いや~人生って何が起きるか本当に分かりませんね。
数年前はインドだけはちょっと・・・って思っていた自分が、今やインドにどハマりしてるんですもん。
週末はとうとうタージマハル行きました。
いや~、こみ上げるものがありましたね。ものすごく不思議な感覚でした。
タージマハル自体、非常に美しいですよ。そして家族連れや修学旅行できている子供たちを見ると本当に心が和むというか。
こういうのいいよなぁ~って思いになんか浸ってました。
それとですね、僕の中で、タージマハルの光景は映画「スラムドック$ミリオネア」と深く結びついているんです。
だからこそ、タージマハルを前に、映画の中の情景と僕がこれまで見てきたインドの情景が頭に中に浮かんできて。
それらが勝手にストーリー化されて。頭の中で上映されるって感じ。
興味が湧いた人はぜひ、映画を見てくださいな。予告編をあげときます。
https://www.youtube.com/watch?v=-KBxb9sl6aI
(インドに来て色々な側面を見てからこの動画を見ると、また一味違うもんですね。)
さてさて、今日はですね。インドでの食事について書きます。
これまで武本のビリヤニ愛、三浦のドーサ愛は語られておりますが、
デリーも負けてはいませんよ。
なんてたって、キャピタルシティオブインディアですからね。
南にいる田舎者の輩に負けるわけがないんです。
僕からのオススメはですね、ダッバというもの。
(*デリー限定ではない)
簡単に言いますと、インドの弁当ですね。4段弁当です。
ドゥーーーーーン!!
こちらがダッバ。
中身はですね、ライス、チャパティ、おかず2品(汁ベースとそうでないもの)ですね。
これでお値段はなんと60Rs (100円しないくらい)。
おかずはいくつかパターンがあるので、それは当日のお楽しみ。
大好きなおかずだともうテンション上がるし、まだ食べたことのないおかずでもテンション上がるし、本当にハズレがないのがダッバの強み。
この前はチャパティを忘れられるというハプニングがあったけど、それにも5分程度でしっかり対応してくる。
すごいぞ、ダッバ。
あとはやっぱり、コスパですね。
インド飯がいくら安いと言っても、60Rsでお腹いっぱいになる+いくつか種類を食べるには、ストリートで食うしかないかなと。
ストリートのご飯も美味しいですよ。そして、ある程度長いことインドに滞在する人は、ローカル食を食べないのは非常にもったいない。
こういうストリートのお店(特に外国人観光客があまりいないところの)で食べるとですね、料理をしている人、そこで食べている人、みんな親切にしてくれるし、うまいか?うまいか?ってめちゃくちゃ聞いてくる。でもたいていの場合、ヒンディーだから理解できないけど、僕はいつもバホット アッチャ (very good)って言うんです。そうすると、その場に居合わせた人は大笑いして、場がものすごく和む。
そんなことをしていると、料理場のおばちゃんももっと食うか?ってどんどん食べ物を皿に入れてくれる。
これだけでもう幸せですよね。
特に僕はですね、美味しそうにたくさん食べなさいという家庭で育ったもんだから、こういう場は非常に居心地がいい。
でも、皆がストリートで食えるかというとそうでもないですよね。
その水で皿洗うんか笑
ハエたちが(インドでのハエは常に複数形で表現した方が的確笑)・・・
キッチンが・・・笑
そこでチャパティ伸ばすんか・・・笑
ってな感じで、ちょっと遠慮しておきますという事態がよく発生するのもわかる。
そんな時に、このダッバ。
ダッバはデリバリーなので、調理のプロセスは一切見えません。
弁当箱が届いて、それをハエのいないオフィスで食べられるんです。
なんと素晴らしいことだろう。
僕もですね、つい最近、オフィスのボーイの人に頼んで、ダッバの出処に連れていってもらいました。
そしたら、なんとオフィスのめちゃ近くの、しかも何度か足を運んだこともある、どストリートの店でした。
初めてそこで食べた時は、明日下痢かな~なんて思っていたりしたのですが、下痢なんかするわけがなかったんですよね。なぜなら毎日そこの飯を食べていたのだから。笑
人間、気持ちの持ちよう。
汚いところを見たから食べたくないなと思うわけで、そこを見なければインドローカルの味を堪能できる。
ダッバは、ものすごいハードルを乗り越えてくれたんです。もう、ありがとう!!!!
(*作らているところはストリートなんだけどね。笑)
そんなダッバ。実はめちゃくちゃすごかった。
こんな記事を発見。『エラー率わずか0.00000625%、驚異のインド式昼食配達システム「ダッバーワーラー」』
http://dailynewsagency.com/2011/05/28/dabbawallah/
ゼロの数笑
いや~素晴らしい。
ただ、記事にあるダッバと自分が食べているダッバはちょっと違いますね。これはムンバイの例なので。
僕の場合は、空の弁当箱を配達員に渡す必要もなければ、弁当もプラスチック容器なので。
そして、ここまで大規模な配達が行われているかもわかりません。
謎が多いところに、ダッバの魅力があるんです。この謎は皆様のために絶対解いて見せます。楽しみにしていてください。
記事からいくつか抜粋すると、
・ダッバを配達する人は「ダッバーワーラー」と呼ばれる(という称号をえる)
・このシステムは1890年から開始
・ダッバーワーラーは超・几帳面
・毎日必ず決まった時間に荷物がピックアップされ、決まった時間に配送され、決まった時間に回収されます。どんな理由があろうとスケジュールは変更されません。(こんなことがインドで可能だったのか笑)
・13人の上層部と、30人ほどを束ねる「ムカダム」と呼ばれる監督、そして5000人のダッバーワーラーという3層構造
・1人あたりの月収は5000~6000ルピー(約9000~1万円)。ムカダムにもヒラのダッバーワーラーにも報酬はすべて平等に分配
・就業規則はこれだけ。
ー仕事中の飲酒/喫煙禁止(500/100ルピーの罰金)
ー仕事中は白い制帽をかぶること(25ルピーの罰金)
ーIDカードを着用すること(25ルピーの罰金)
ー休むときは事前に連絡すること(1000ルピーの罰金)・ビジョン:「親しい人が調理した昼食を配達することで、顧客に健康的な食生活を提供する」
(もう感動。ダッバが健康的かどうかというツッコミはおいといて、もう素晴らしすぎる。まとめると、みんな家族ってことですよね。)
ダッバーワーラー団体の理事のTEDトークも紹介されておりました。笑
https://www.youtube.com/watch?v=N25inoCea24
ってなことですよね、インドにいる方、ぜひダッバにトライしてください。
それと絶対にデリーの地で、生ダッバーワーラーを見つけ出してみます!
中村