美容師は何を売る仕事か

仕事中にヘビが出ました三浦です。

 

今日職場を歩いていたら、

「ミウラ! スネークスネーク!」って言われたので、興味津々で近づいていきました。

 

どうやヘビはどこかに隠れてしまったようで、その時は見当たりませんでした。

 

一つここで驚いたのは、腰の高さほどまであるヘビ用の容器?が用意されていたこと。

 

透明なフタはしっかりと閉まるようにできていて、小さな穴がいくつか開けられていました。呼吸できるようにとヘビに対する優しさでしょうか。

 

こんなものがあるんだなぁと思うのと同時に、それ用の容器ってどれだけヘビ頻出するんだよっと、これから気を付けないとな、なんて思っていました。

 

すると突然、

「スネーーーク!!!!スネーーーーーーク!!!!」

 

っと一人の人が叫んで、めちゃめちゃびっくりするのと同時に、インド人がみんなびびってるのにも驚きました。

 

なぜなら、みんな虫とかあんまり驚かないと思っていたからです。ヘビは別格のようです。

 

ヘビは草むらに隠れてしまいましたが、居場所は突き止められています。二人の警備員さんが長いはさみ?をそれぞれ持って、ヘビを探しています。

 

もうこの時には現場に20人近くの人が集まって、騒然となっています。

 

しかし、中々出てこない、、、、 みんなビビりながら見つめます。

 

5分以上経過してもなっかなか出てこない、、、、

 

 

 

 

と、そのとき

「スネーーク、すねーーk @さ:&%¥#₹?!!!!!」

 

黄色いヘビが草むらから現れました、みんなビビりまくりです。

 

その理由はその姿を見てわかりました。

 

体長1メートルほどの、エリのついたタイプ。

 

「あー これ毒あるやつね」

っていう感想は捕獲して冷静になった後ででました。

 

見つけた瞬間はもう、こっちに向かってこないことを願うばかり。

 

最初の感想は、「ヘビはや!!!!」ってことでした。

 

ランニングくらいのペースでしょうか、実際に見るとめちゃめちゃ早いです。

 

これにはインド人もびっくり。

 

捕獲後の様子。

 

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はい。 焦りすぎて間に合いませんでした。本当は捕まえた瞬間を取りたかったのですが、、、

 

そんなこんなで、今日も楽しい一日でした。(まとめ雑)

 

 

 

 

今日も前置きが長くなりました。

 

主題は「美容師は何を売る仕事か」という、もうインドを放り投げたようなタイトル。

 

インドに来て2か月半の間に2回髪を切りました。

 

料金は一回目が60ルピー(90円ちょい)、二回目が70ルピー(100円ちょい)でした。

 

んー、めちゃめちゃやっすい!!!

 

インドに来る前、フィリピンで留学していましたが、その時は1000円しないくらいで安いなーとか思っていました。

 

が、、レベルが違いました!!!(クオリティも違いました!!!!)

 

 

で、安いのはいいんですけども、問題が沢山ありました。

 

挙げればきりがないのですが、一つだけ。

 

めちゃめちゃ痛い。

 

今日三度目のめちゃめちゃ。もうめちゃめちゃゲシュタルト崩壊

ゲシュタルト崩壊(ゲシュタルトほうかい、: Gestaltzerfall)とは、知覚における現象のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。幾何学図形、文字、顔など、視覚的なものがよく知られているが、聴覚や皮膚感覚においても生じうる。(Wikipedia 2016.11.17)

 

何が痛いかというと

痛いポイント1:クシを容赦なく耳に当ててくる。

痛いポイント2:クシで容赦なく頭皮を削ってくる。

痛いポイント3:クシで頭皮を掻き回され髪の毛が抜ける。

痛いポイント4:皮膚を若干切られる。

 

痛いポイント1については、特に一回目が酷かったですね。もう終わった後耳真っ赤でした。

 

ポイント2と3は同時発生ですね。感覚的に言うと、

「あーもうこの先2年くらい頭掻かなくて平気だな。」

 

ってくらい削られました。 いやー痛かった。

 

まぁトータル痛い度数でいくとこの三つの痛みがほとんどを占めるわけですが、衝撃度で比較すると痛いポイント4に軍配が上がります。

 

いやもう、やられましたよ。

 

右耳の裏です。 チョキって。

 

実際のところ、血も出てないくらいで、大したことはないのですが、、(むしろ血が出たほうが面白かったなと彼を恨んでいる)

 

痛っ!!! ってのと同時に鏡越しに彼を見たら、

「やべっ」 って顔してペロッと舌を出していました。

 

うんうん、可愛い可愛い。

 

 

 

 

 さて、この経験を通して何を思うかというと、高いお金を払って美容院に行くのはなぜなのかなということです。

 

というのも、痛かったとはいえむちゃくちゃ安いわけですインドの理髪店。

 

日本ではカットだけだと5000円しないくらいでしょうか。私が行っているところはそれくらいで、父に高すぎだと怒られます。

 

この料金をどう思うかは、住んでいる地域やそれぞれの感覚だと思いますが、私は少し高いなと思っています。

 

日本にいるときにも思っていましたが、インドで切ると尚更です。

 

もちろん技術が違うし、仕上がりの満足度は日本が上です。しかし、料金の差(50倍もの)ほど”圧倒的な”差はありません。

 

物価の話を持ってきてしまえば終わってしまいそうなので、チェーン店の1000円カットみたいなものとオシャレな美容院を比べてもいいかもしれません。

 

まぁこれといって新しい見解でもないわけですが、私たち消費者が合理的だとするならば、その価格差は”単純”なカットの技術以外に支払っていると言えるでしょう。

 

一つはカットのレベルと一人に掛ける時間で、これは目で見てわかりやすいです。

 

それ以外はサービスと一言で言ってしまえば話が早いですが、その中身は何でしょうか。

 

もちろん、コミュニケーションは大事ですよね。カットでも40分くらいは掛かるでしょうか。その間に楽しい話を提供してくれればまた来たいと思います。

 

また、何も楽しい話をするだけがコミュニケーションではなくて、お客さんの本当のニーズを引き出したりする力も含ますよね。

 

今日はこうしたいけど、説明するの難しいなとか、やっぱこここうしてほしいな、とか。

 

あとは、リラックスできる場所や環境を提供したり、マッサージの技術なんかもあるかも知れません。あの人に会いたいからっていう、容姿や雰囲気、人柄もありますね。

 

 

 

 

 

これは別に美容師さんに向けているわけではなくて、私たちの消費がどうなっているのかってことを改めて考えたので書いてみたわけです。

 

私たちは何も、目に見えるモノや実態のあるものばかりにお金を払っているわけではなく、同時に提供されるありとあらゆるサービスにもお金を払っています。

 

提供する側もされる側も、認識の有無や差はあれど、そこにお金を払う選択を自然としているわけですね。

 

美容師の例は、多くのサービスからの一つの例でしかありません。私たちは、サービスの大切さを認識して、そこを伸ばす努力をしなければいけません。

 

日本は先進国の中で後れを取っている気もしますね。製造業があまりにも活躍したために、目に見えないサービスは軽視された歴史があるのではないでしょうか。

 

サービスイノベーションを推し進めることで、日本の誇る製造業も輝いてくるとも思っています。両輪で最強ですね。

 

 

 

 

 

まさかこんなに長くなるとは。

 

三浦(3000文字)