インドと日本は最強コンビ??
昨日の晩ご飯60ルピー(約90円)、大満足の三浦です。
今住んでいるハイデラバードに日本食レストランができたという噂を聞き、気分が上がっています。近いうちに行ってみたいですね。もう箸の使い方忘れましたが。
さて、もしかするとタイトルを見てピンと来た方もいるかもしれませんが・・・
今日は! こちらの本の紹介です!
何とも興味をそそるタイトルではありませんか!
どういった本かというと、簡単な内容がこちら
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著者がベストセラー『す
ごいインド』で知れ渡らせたインド人の優秀さ――マイクロソフトCEOも、ハーバードビジネススクール学長も、ドイツ銀行共同CEOも、そして日本のソフトバンクも、世界的組織のトップには、インド出身者が座る。
たしかにインドは世界有数のグローバル人材大国だ。しかし、同国最高のエリート大学を卒業した天才コンサルタントの著者は、「実は日本人と日本的組織のほうが断然すごい!」という。
日本の未来は明るい、その必然の理由に迫る!!(Amazon 商品の説明 内容紹介より引用)
著者はインド出身のサンジーヴ・スィンハさん。この方、インドの超々名門大学IIT出身。(インド工科大学、アメリカの名門大学MITを意識した名前のよう)
7月初めに、インドに来ることが決まり、インドのことを知るためにこの本を手に取りました。これが非常に面白い。
誰におすすめかというと、
これからインドに行きます!という方にはもちろん
インドのことよく知ってます。任せてくださいって方にも
あんまり興味ないし、たぶん一生行かないかなって方にも
もう日本人全員におすすめです!!笑(適当)
というのも、タイトルを見ていただくと分かるように、何もインドのことばかり書いてあるわけではありません。
むしろ、インド人から見た日本の姿というのがよくわかります。
このブログは中村くん、武本くんと私の三人で、日々の気づきを大切に、それを風化させないようにというのがコンセプトになっています。
日本を一歩出れば、しかもそれがインドとなれば、歩いているだけで新しいことが常に降り注いで来ます。ただ逆に考えれば、インドの方からすれば日本は全く違う世界なわけです。
私たちが日々暮らす中で見過ごしている、大切な「気付き」を、この本が教えてくれるような感覚でしょうか。
そんなわけで、インドに行ってみたい!という方も、今インドにいるけど日本に帰りたい!!って方も、はたまた日本からこのブログを見てくださってる方にもこの本はおすすめできます。
ここからは、私の気づき。この本にも書いてありますが、インドの州とか文化の話です。
実はインドについたばかりのころ、私が住んでいた地域で暴動がありました。その原因は簡単にいうと、私のいたカルナタカ州と隣のタミルナドゥ州が水をめぐって喧嘩したことにあります。
詳しくはこちらのニュースをご覧ください。
最初は、水で喧嘩って、日本の琵琶湖の水問題となんか似てるななんて思っていたのですが、そんな生易しいものではなかったんですね。
私は外出禁止になったくらいですみましたが、日本人の知り合いの方は、暴徒化した住人が道でタイヤに火をつけて封鎖したり、終いには会社に乗り込んできて大変怖い目にわったという話をされていました。
何をそんなにインド人同士で喧嘩するんだ、と思っていましたが、二つの州はまるで違う言葉を話す別の民族なんですね。
上で紹介した本にはこんな節があります。
「インド人は国内で留学状態?」
「『踊るマハラジャ』は理解不能」
一つ目はなんとなく想像がつきますが、二つ目。この中では、彼が日本人の友人と「インド映画」を見に行った際、インド人である著者だけが一人楽しめなかったとのこと。
なぜか、それは、違う州の言葉で作られた映画で日本語の字幕だったから。当時日本語に精通していなかった著者は、まるで何のことかわからずに二時間座り続けていたということですね。
このように、インドは「インド人と言えばこれ!!」といったものが中々通用しない国です。日本語がどこでも使えて、程度はあれ、ほとんど同じ文化を共有する日本とは大違いですね。
そんな著者からみた日本、どんなものか是非本を手に取ってみてください。
三浦