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紙がなくても手があるじゃないか。 後編+インドあるある

中村です。

またまた写真がないので、関係ない写真をお届けします。

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この写真、よく見てください。

見えますかね?気付きますかね?

 

妻夫木聡(S.T)が残したと思われるS.Tの文字ではなくて、

 

写真の中央のちょっとしたあたりに勉強している男の子の姿があることを。

 

ずっと前に、マクドナルドの店の光で勉強している子供の写真を見た時も感じたけど、やっぱり、我々日本人は本当に恵まれているなと。

そして、こうして頑張っている子の姿を見れたことは自分にとっても、本当にエネルギーになるなと。

 

 

今日は、記事に入る前に、ちょっと最近の出来事についてアップします。 

事件はジャイプールでバスに乗っている時の起きました。

それまでは順調に運転していたバスの運転手さんでしたが、急ブレーキをしたせいで、乗客の多くが「おぉっっと」なったんです。

まぁ道も混んでるし、しょうがないよな~を思っていたのですが・・・

斜め前に座っていたおっちゃんが、何か大声で運転手さんに向かって言ったんです。

それを聞いた運転手さんも大声で何かを言い返している。

あぁ、これはインドで良くあるいつもの展開ね。ひたすら大声で議論するやつ

 

と思いきや、運転手さんはブレーキレバーをグイッと引いたんです。(またみんな「おぉっっと」っとなる)

 

車体を道路脇に寄せたわけではないので、バスは道路のど真ん中に停まっている状態。

 

そして次の瞬間。

 

運転手のおじさんは、体を180度後ろに向けて、その乗客に向けてそれまでの1.5倍の声量で何かを言い始めた。ヒンディー語だから何を言っているか完全には理解できなけど、どうやら「割り込んできた車があったんや!!!!!!」って必死に訴えている様子。

 

それに対して乗客は1人、2人、3人と言い返す。

運転手のおじさん(1人) VS 乗客(たくさん)

数的には圧倒的な不利な運転手のおじさんですが、彼にはとっておきの”秘策”があるんです。

 

それは『運転を放棄する』ということ。

 

この展開にはマジかい。 いやいや、どんだけプロフェッショナル意識強いねん。(俺の運転には誰も口出しさせねぇってな感じ)って自分は完全に感心していると、そんな僕を見て笑う乗客。争いの中にも平和がありました。

 

ただただ、忘れてはいけません。

バスは道路の真ん中に停まっていることを。そして僕らはインドにいることを。

言うまでもないですが、後ろからはクラクションの嵐。

 

そんな状況では仕方ないので、ちょっと若いインド人のお父さんがバスの運転手をなだめ、運転が開始。

 

運転手のおじさんもブツブツ言いながらもしかっり前を向いて走り出しましたとさ。

おしまい。(インドはアツすぎんよな。色々と)

 

 

さて、今回は前回書いた記事の続きとしまして、

問いの二つ目「どうして左手じゃないといけないのか?」について書く約束をしていたので、書きたいと思うのですが、あまり書くことがないんです。

 

一応、インド人に聞いたことをそのままアップしますね。

 

インド人①

僕:バイヤー、インド人にとってやっぱり左手は不浄なものなんでしょ?

インド人:そうやで。

僕:でもなんで?

インド人:それはな〜、ある種伝統みたいなもんや。

僕:んじゃ、小さい時からずっとご飯を食べる時も人と握手する時も絶対に右手なの?

インド人:そうやな。

僕:んじゃ、ケツ拭くときは?

インド人:笑。

僕:手でケツ拭くやろ?隠しても無駄や。知ってるんやで。

インド人:そうやな、左やな。でも、大丈夫やで。ちゃんと石鹸で洗ってるから。

僕:笑。それは大事よね。 (完)

 

ってな感じで、1人目はネットで簡単に見つかるような情報と似ていて、

宗教とか習わしみたいなところから来ているんだと。でも、そこまで厳しいわけでもなくて、彼は普通に左手でチャパティをちぎってる。

 

 

インド人②

僕:バイヤー、インド人にとってやっぱり左手は不浄なものなんでしょ?

インド人:はは、いつの時代のことを話してるんや?

僕:えっ?でも、俺聞いたで。それにご飯食べる時だってみんな右手を使うじゃんか。

インド人:それはね、世界には右利きの人が圧倒的に多いからや。

僕:(まじか。この展開。それはそうだけど。そんな理由だったん?)
  んじゃ、左手で握手してもいいの?

インド人:お前な、左手で握手する国ってあるか?

僕:(言われてみれば、確かに右手でするよな。完全に納得してしまっている)
  んじゃ、左利きの人は左手を使っていいってことやな?

インド人:まぁ、そうだな。
     ただ、そもそも数が少ないし、俺が右利きだから関係ないけど(いい加減)

僕:笑。

インド人:そんなことより、チャイ飲めや。冷めるで。 (完)

 

日本全国の皆さん。大変申し訳ございません。

僕、インド人②に対しては、尻の始末をどうしているかを聞く任務を果たすことができませんでした。完全に相手のペースに乗せられてしまいました。

 

というように、日本人の我々はインドと聞くと、

「カースト」「左手NG」「牛」などなど色々な情報が頭に浮かぶけれど、

 

実際にインドに来てみると、我々のイメージ通りの生活をしているかというと必ずしもそうではない。(外国人の中に、日本にまだ忍者がいると思っていることに似ているのかも)

 

食事の話をすると、チャパティ(ナンみたいなやつ)を右手だけでちぎる人もいれば、両手でちぎる人もいて、むしろスプーンを使って食べる人もいる。

 

そもそも場所によっては、牛を食べるところがあったりと。「インド=これ」という風にはどうも捉えることはできなさそうです。(知らない人が多いかもしれないので書くと、北東インドの人たちの顔は、我々東アジアの人とかなり似ている。中村のインド人化計画もこれによって急加速しているの事実。)

 

カスートについて話した際は、「カーストなんてもうないわよ」っていう人もいて。へぇ〜インド人の中にはそんな風に思っているんだぁ。なんて思ってみたり。

でも、街中でよくみる肉体労働者(穴を掘ってたり、レンガを運んだり、セメントを塗ったりしてる)は比較的肌が黒い人しかいないように思える。

これが偶然なのか、それともカーストによる影響なのか。

 

インドにいるのだから、イメージの世界で話を終わすのではなく、とことん突き詰めていけたらなと。 点としての気づきをこれから線としてつなげていければなと思ってます。

 

中村